
大きくとらえれば「民主主義」は不便益そのものかも知れない。いろいろなことを決めるのに時間とお金がかかります。それでは益はなんだということになるわけですが、単純に一党独裁や軍事政権の覇権主義の国に住みたくないという個人的な思いしか浮かびません。人によってその益なるものが変わるのでややこしいことになってしまいます。それに益なるものを得ることが難しくなれば不便そのものに耐えられなくなり、何やら強引に答えを出したい人、出す人が好まれ、冷静な判断を揺るがせる不確かなネット情報が飛び交うようになってしまいます。民主主義に何も疑問も抱かず世の中は自然に良くなるものと思っていた平和ボケなどといわれてしまう世代の人間ですが、きな臭くなってきた昨今に何をすべきかが問われています。