2025年04月19日

花の下

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退院してすぐの桜見物。病院の窓から見るよりはるかに良いのは当たり前か? 見上げつつ深刻な気分では決してないのですが、「花の下にて春死なん」と有名な和歌が浮かんできます。散り際の美しさなどを望むべくもない年月を重ねてきたかも知れませんが、そんなことはどうでも良い心境で素直にこの時間を楽しみましょう。
posted by 代表 at 16:41| 風景

2025年04月13日

不便益-U

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大きくとらえれば「民主主義」は不便益そのものかも知れない。いろいろなことを決めるのに時間とお金がかかります。それでは益はなんだということになるわけですが、単純に一党独裁や軍事政権の覇権主義の国に住みたくないという個人的な思いしか浮かびません。人によってその益なるものが変わるのでややこしいことになってしまいます。それに益なるものを得ることが難しくなれば不便そのものに耐えられなくなり、何やら強引に答えを出したい人、出す人が好まれ、冷静な判断を揺るがせる不確かなネット情報が飛び交うようになってしまいます。民主主義に何も疑問も抱かず世の中は自然に良くなるものと思っていた平和ボケなどといわれてしまう世代の人間ですが、きな臭くなってきた昨今に何をすべきかが問われています。
posted by 代表 at 17:34| 日常

2025年04月08日

育つ素材

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長野県の木材利用推進を図るキャッチフレーズです。木材を扱う仕事に関わらせていただいたこともあり木材利用振興の手助けになれば良いかなと思いました。手は掛けなければなりませんが自ら育っていく健気な素材はやはりもっと注目され利用すべきものです。金属やプラスチックと違って、育つ・育てるという感覚が持てる材料はそれを取り巻く自然環境に対しても心配りをしなければなりません。それがとても重要なところです。
posted by 代表 at 17:44| 仕事

2025年04月05日

不便益

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自前の時計を考えるにあたってクオーツのムーブメントを使用したのですが、精度が売りなのにあえて小秒針にしました。理由を挙げれば秒針が時分針の邪魔にならないので細い時分針でスッキリとして時間が見易くなること、そして何より大きな秒針だと少しの時間のズレが気になったりしますが、小さな秒針だとあまり気にならないのではと思ったからです。多少の誤差に目をつぶれば時間合わせの度合いが減ります。そんなわけで現在進めている新モデルも同じムーブメントを使用します。最近よくいわれている「不便益」の小さな例ですと大きな声では言えませんが、デザインを考える手がかりにはなります。
posted by 代表 at 19:03| 時計の話

2025年04月01日

ラッキーウォッチ

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ジェームスディーンの写真をみると、腰に小振りな懐中時計を提げている場面が多いことに気が付きます。監督が撮影中は外すようにと言っても聞かなかったという話です。無名時代に心機一転の意味と決意を込めてお金の無い時代に購入したと言われています。そのあとに「エデンの東」を始めとする作品に恵まれて一気にスターとして脚光を浴びることになります。彼はこの時計を「ラッキーウォッチ」と呼びいつも付けることに拘ったということです。今回の堤時計展にもポスターを貼ることにしました。真相は分かりませんが、時計を提げたポスターや、プロマイドがそれらしさを演出しています。今でも人生の節目に記念となる時計を購入することはあるでしょうか?普通に時計を買うことがなくなってしまった今だからこそ、そうした期待に応えられる位置にまだまだいるような気がするのは楽観的すぎるでしょうか?
posted by 代表 at 10:34| 時計の話

2025年03月19日

懐中時計

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堤時計展が始まりましたがお金がかけられないので手作り感満載です。6月まであるので、少しづつ見直していきます。男性は懐中時計という風潮が長くあって腕時計の販売には最初は苦労したようです。その流れを一気に変えたのが戦争であったと言えます。時間が作戦の重要なポイントですから、いちいち懐やポケットから取り出しているわけにはいきません。そもそもいろんな装備を抱えなければいけないので探しまわっていたら生死にかかわります。それにしても腕時計が一般的であった時に、スマホみたいな大きなものが便利とはいえ普及することに疑問が無かったわけではありません、ポケットにも入りそうもないし、そこそこ重いし、ということだったのですが、今や腕時計は無くてもということになってしまいました。懐中時計が平和な時代のものと言えれば、スマホが普及している今は平和だと言えるのでしょうか?確かに無防備な姿を見かけることも多いです。
posted by 代表 at 18:53| 時計の話

2025年03月13日

横断幕

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プロ選手への応援の横断幕を作成しました。横6mもありますからパソコンの画面と実物との違いを考慮しながら進めるのですが、大きさもあり元の画像の解像度が拡大した時に狙いのボケ具合に再現されるのかを想像しなければなりません。価格的にもネットの業者に依頼するので、試作ということはできません一発勝負です。上がってくるまで一抹の不安を抱えて待つしかありません。納得いかないできであれば自腹です。かけた時間に見合わないことは当たり前にあります。世間では賃上げの順調な報告がされていますが、喜ばしいことではありますが、小規模個人事業主としては別世界のことです。最低賃金にしてもしかりです。インボイスの仕組みも社会保障費の多さもフリーランスには厳しいところです。
posted by 代表 at 11:29| 仕事

2025年03月05日

内職です

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此の地に来て50年になります。それが発端ではないのですが「普通に使える」ということが気になって再び腕時計を作ることにしました。自分の名前由来のこうした時計も第3弾にはなりますが、今回もブランディングとかマーケティングとかあまり意識しないで進めました。お金をかけないというよりも時間はあるので、自分でできることは自分でやるを基本にスタイルを決め、パンフレットやハガキ、取説もまるで内職のように作り始めました。さすがに時計自体は品質の保証をしてもらうためにメーカーに依頼しました。店頭にも置いてもらえるようにお願いもしますが、いくつかのイベントに持ち込んで自分で売ることもします。とにもかくにも在庫を残さず「跡を濁さず」としなければなりません。
posted by 代表 at 19:08| 時計の話

2025年02月24日

ぎこちなさ

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お酒を嗜まないので、人生の半分を損してると言われることがあります。今からでは遅いことは確かですし、今から2倍の人生を楽しむにはなにより知識・体力・(金力)不足です。それにしてもテレビCMの半分はお酒に関するような気がするのですが、私のような人間からすればCMの半分は無駄なことに使われているわけです。しかしそんなに世の中は単純なものではないですし、どちらに転んでも賛成・反対の声は今の時代は特に納まることはないでしょう。それにしても今は、自分の趣味嗜好をネットに上げることが簡単にできるので、承認欲求がそんなに強くなくても軽い気持ちで載せる人が多いと思います。主義主張ほど大げさでなくても好きな車種だったり、ファッションだったりします。そのことがまわりの人にとって案外相いれないことだと分かって、イタズラなもめ事になったりしてしまうのが現代です。昔なら知る由もなかったことが、案外大きな壁をいつの間にか作ってしまっています。溢れる情報が人を惑わせることになっています。なにやら本当にぎこちない世の中だなと思ってしまうことが多い昨今です。
posted by 代表 at 14:43| 日常

2025年02月17日

世につれて

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クオーツ式腕時計が発売される前には多くのスイス製の高額品が輸入されていました。テレビでも有名な商社がクイズ番組の商品として宣伝をしていました。その後のクオーツショックでスイスの時計産業は打撃を受けながらも大きな変革を経ながらも今は機械式を中心にその地位を保っています。しかしいくつかのブランドは苦しい時期を乗り越えることができなかったことも事実です。それでも機械式の新しい価値を繋ぐ中でいくつかのブランドは新しい経営陣の下で復活してきています。その歴史的な価値は残った機械式時計のマーケットには大きなセールスポイントになるからです。それでも成功するかは新しい経営陣がどこであるかが大きな関心事になります。オークションなどの中古品市場で価格変動が起こるのもこうした事が決起になることでも明らかです。
posted by 代表 at 12:44| 時計の話