2021年10月31日

早すぎるのも興醒め

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昭和30年代前半の自動巻き腕時計の宣伝。当時の忙しい人はネクタイをして、メモをしながら黒電話をかけまくる人のイメージでしょうか。確かに受話器を取ったり、降ろしたりは自動巻きには最良の環境だったでしょう。現代に自動巻き時計のターゲットはあるでしょうか? はてさて、生活様式の変化の大きな要因は情報のやり取りの手段が大きくかかわっています。情報の価値はその速さであることは間違いないですが、情報の面白さはちょっと違う気がします。選挙投票時間終了直後の当確情報はいつも興ざめしています。
posted by 代表 at 17:13| 日常

2021年10月26日

大事な感触

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古い話ばかりするのは気が引けますが、親父の飲み友達だったと思いますが、近所のおじさんが靴の中敷きの下や、財布の奥底に小さく小さく畳んだお札をへそくりだと言って笑いながら見せてくれました。正月のお年玉の百円札を風で飛ばして大慌てで追いかけたこともありました。学生時代におふくろがきちんと畳んで封筒に一万円札を手紙と一緒に送ってきたこともありました。お札にはエピソードが付いて回るものです。キャッシュレスの便利さは言うまでも無いのですが、今や所得倍増、経済の発展こそが幸せになる手段だと選挙公約で謳われたりしていますが、それは逆に貧富の差を拡大したり、お金の価値を下げることでもあります。今あるものをいかに大切に、無駄なく暮らすことを志向すべきであると思うのですが、手元のお札の感触というものははそうしたことを考えるきっかけをなるのではと思っています。
posted by 代表 at 19:35| 日常

2021年10月21日

文字盤再生

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少なくなった古い掛時計を修理してくれるお店から頼まれて文字盤を作成しています。今でも修理すれば動いてくれる掛時計は数多く残っています。修理してくれるお店が少なかったり、それなりの費用も掛かりますので、万人にお勧めはしませんが、古いものを上手に生かしていくのは大切なことです。文字盤の痛みも味わいといえる範囲なら良いのですが、時刻が読めないほど傷んでいれば、全体の雰囲気を壊さないような顔つきで再生します。新しい場所で居心地が良さそうに納まってくれるのをみると嬉しいものです。
posted by 代表 at 19:38| 日常

2021年10月12日

職人が羨ましい

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遅まきながら女将版に対抗して、ご主人の宣伝用のキャラクターを作成しました。長く職人と呼ばれ、続けている人は「達人・巨匠・マイスター」と呼ばれたりすることがありますが、ちょっと羨ましいといつも思います。私とてもう40年以上この仕事を続けていますが、相も変わらず見つからない答えを探す堂々巡りをしています。進化していく道具に追いつけないのも事実です。
posted by 代表 at 11:46| 日常