2022年12月27日

金持ち喧嘩せず?

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仕事がら古い時計にサンプル以上の興味が湧いてきた頃、時間があれば古そうな時計屋さんや、古道具屋さんを覗いて廻ったものでした。そうした店も少なくなってしまい、今はネット上で探すことも多くなりました。便利になったとはいえ基本は高値を付けた人が手に入れるシステムなので、財力に不安がある私は最後にはあきらめムードに包まれることになります。探し物も簡単に検索できますので、見つける楽しみもぐっと減りました。目に見える店舗は本当に少なくなりましたが、昔では考えられないほどに見えない取引が行われていることは確かです。そのうち、ここに税金の罠が掛かってくることでしょう。
posted by 代表 at 17:34| 時計の話

2022年12月12日

識別能力

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昨今の音楽、芸能の話題についていけない理由は、みんな似ていて誰が誰なのか見分けがつかないからと私も思いますが、記憶力の衰えを否定しませんが早い話、興味が湧かないことは記憶に残らないということなのでしょう。時計をみれば、どの国のなんという会社のどの時代のもので、特徴は……と余分なことまでしゃべって煙たがられたりしますが、他の人からみればみんな一緒の物にしか見えないのだろうと思います。オタクと言われるのは厭ですが、極めれば少しは世のため人にためになることもきっとあるような気がします。それでも最近のスマートウォッチや、高額品腕時計は全く分からなくなっているのが実情です。
posted by 代表 at 12:36| 時計の話

2022年12月11日

諏訪育ち

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諏訪を描く展が今年もありました。私が諏訪に来た頃は、とにかく人の手を集めてモノ作りをする時代でした。当時の工場の活気と喧騒の最後を肌で感じていた世代として描いたイラストです。駅から人が連なる企業城下町そのものでしたが、あらゆる面での形態変化がありそうした姿も見られなくなりました。わかりやすい時計の町であった姿を探すことも難しくなりました。懐かしむというよりは当時の姿に、これからのモノ作りのヒントが隠されているような気がしています。
posted by 代表 at 13:51| 時計の話

2022年12月02日

手のひら

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鉄道時計を熱意に押され人に譲りました。普段の生活にあまり使用する場面もなさそうですが、不思議な魅力があることは確かです。100年近くほとんど変わらぬ姿で作り続けられている唯一の製品であることは間違いありません。鉄道という産業には関係者でなくても必ず忘れがたい思い出がきっとあると思います。私も中学生の多感な時期を電車通学に多くの時間を費やしました。今はスマホを見ることに忙しそうな人が多いですが、当時はいつもの窓からの景色に飽きるということはありませんでした。そうした記憶を鉄道時計は思い起こさせるのかもしれません。思い出と繋がるような商品は新製品を生み出すほどの需要を生み出せないのですが、そのことがいつまでも大切にしてもらえることにつながっている気がします。手のひらにちょうど乗るサイズも絶妙です。
posted by 代表 at 14:01| 時計の話

2022年12月01日

冬がきます。

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ここにきて、仕事場のエアコンが作動しなくなりました。メーカーから技術者を派遣してもらい原因を探ってもらいました。覚悟はしていましたが案の定古すぎて交換すべきと言われました。そこで、すぐ用意できて、割引率の良いメーカー品にすることにしたのですが、故障原因を見てもらっただけのサービス業者からはそれなりの額の請求書が届きました。その業界内では当たり前のことなのだとは思いますが、そうした専門技術職に引きかえ我が業界は全く基準が無いに等しいので、初回の打ち合わせだけで請求書は切ることなど無いので単純に羨ましくも寂しくなりました。
posted by 代表 at 18:30| 日常