2023年02月26日

不可思議

戦時セイコーポスター.jpg
古い紙の資料はなかなか残らないので、見つけることが難しいです。国威発揚的なものでなくても戦争中のものがあればと思うのですが、出会うことはほとんどありません。そうしたポスターは戦後すぐに廃棄するようお達しがあったようなので致し方ありません。そういえば、お役人の世界ではちょっとやばそうな資料は廃棄しましたという言い訳が通用してしまうのが不思議です。個人事業の領収書は7年間の保存が義務付けられているのにです。
posted by 代表 at 18:16| 時計の話

2023年02月16日

長い付き合い

ファイブ.jpg
「時計の昭和」展への来訪者には感謝しかありませんが、懐かしい時計を持参していただける方がいて、時計にまつわる話が聞けて明るい気分になります。先日の方は「スポーツマチックファイブ」を今も使っているということでした。60年も前の時計ですから凄いことですが、私も同様の時計を就職しても使用していました。10年以上何もメンテナンスしてないのに付き合ってくれた良き相棒でした。思い込みかもしれませんが昔の時計は長持ちしたような気がします。当時の価格が大卒の初任給の半分ぐらいなので、今更ですが親にもっと感謝すべきだったと反省しています。
posted by 代表 at 15:04| 日常

2023年02月12日

変わる普通

帽子通勤.jpg
雑誌に載っていた昭和初期の通勤風景。みんなソフト帽にコート姿。これが当時の普通の恰好であることは他の資料をみても同じなのでわかります。今ではどこかの国会議員ぐらいしかお目にかかれません。普通のことだと思われていることが、ちょっとした機会に変わってしまうは確かによくあることです。「普通」に生きるということも時代によってだいぶ異なることだと思いますが、皆がスマホを見ながらの乗車風景などは「変な感じ」と思える時が来るのでしょうか?
posted by 代表 at 18:03| 日常

2023年02月07日

今は昔

フレッシュマンセール.jpg
腕時計の大事な商機は新学期とクリスマスと決まっていました。それに合わせて仕事のサイクルが回っていました。その準備ができるメーカー、ブランドが生き延びることができました。そうした実情から日本ではその生産数量をわずか5社に満たないメーカーで賄った世界でも珍しい市場だったわけです。腕時計の市場の大きな山が無くなったことで、実は小さなブランドがいくつも立ち上がってきました。ネット社会がそれを後押ししています。スマホほど目立ちませんが、水面下といって良いのかわかりませんがかなり熱い戦いが行われています。
posted by 代表 at 19:03| 時計の話