2016年11月05日

先のことは?

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長い秒針がモダンで、読み易く、技術的にも新しかったので、今でも普通に見かける小秒針の腕時計は昭和30年代に入ると生産されなくなりました。昭和40年代には機械式時計はなくなるとの意見が当たり前でした。かように時計に限らず時代は先を見間違えることがあります。時代の勢いの中で、多数決で物事を決めていくことは仕方のない面もありますが、少数意見の中にこそ真実があるかもしれないことを見極めないと後々後悔することがあります。ただその検証には保証のない時間が必要なのが悩ましいところです。
posted by 代表 at 15:51| 時計の話