
受験に際し、シンプルなアナログ時計しか持ち込めないそうです。急にそういわれてもスマートフォンしか興味のなかった高校生はリューズの使い方から教えないといけないことになってしまいます。そのためには電池寿命が明らかに残っているものをいじらなくても良い状態でそっと持たせることになります。またまた古い話で恐縮ですが機械式時計の全盛期では時計屋さんの収入源は修理代でした。メンテナンスしながら持ち続けるという共同作業のようなところがありました。でもお客様が神様になるにつれそんな図式も壊れてきました。隔世の感がありますというしかないのが現実です。