2020年09月09日

ちょっと不便でも

小振りエニカ.jpg
下諏訪の儀象堂のロビーで秋に向けて、機械式時代の婦人用時計の展示を始めました。これもまあ終活の一環で、持ち物の行く末を考える手がかりにしようと思うからです。腕時計は工業製品としては珍しく女性専用にアプローチがなされました。差別ではなく、区別と言えますが、例えば小さいことこそが目標になっていて、それでは時間が読み難いだろうという時計が多くあります。それが一部ではなく主流商品であったことに、世の中に生まれる流れの怖さを感じてしまいます。それにしてもいつの時代でも「かわいい」という概念に他を圧倒してしまうパワーがあることは確かです。
posted by 代表 at 17:05| 時計の話