
団塊の世代にはちょっと外れますが、それでも私にとっては、ずっと戦後生まれという言葉が付いてまわりました。これからは少しは我慢すれば、どんどん生活は便利になっていくばかりだと思っていました。それは無駄な戦争などをもうしないからだと思っていました。確かに様々なことで便利にはなりました。一家に何台もの車が有ります。そして戦後はずっと続くと思っていましたが、ここにきてなにやらきな臭さが漂ってきています。新たな戦前に向かっているという話も見過ごせることではなくなりました。経験からしか学ばないのは愚者であったとしても戦争の具体的経験がない人ばかりになってしまったのであればそうなる危険性は十分にあることなのかもしれない。思い起こせば私にとっての戦後の言葉の象徴は皆で食べる給食です。