2019年11月28日

今は何を語る?

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本だなを整理をしていたら、忘れていた本が出てきました。「腕時計物語」20年近く前にインターネット上に寄せられた腕時計にまつわる思い出の中から、評判の良かった文章をまとめたものです。多くの応募があったということはそれだけ腕時計が人々の生活に大切だったというか寄り添っていたものだったということでしょうか?第一回で終わってしまったようですが、何事も継続することは難しいと思いましたし、腕時計がそうした思いを受け止める素材ではなくなってきたのではないかと少し切ない気がしました。でも機械式腕時計もそうですが、無くなりそうな状況になるとしぶとく生きる姿に共鳴してくれる人たちが出てきてくれるので、そこに少なからずの希望を持っています。
posted by 代表 at 19:14| 時計の話

2019年04月27日

お披露目

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自前で作成した時計を売り場のショーケースに並べてもらいました。今まで数多くの時計に携わってきましたがこの経験は初めてのことなので、どう見守っていけば良いのかがわからいのが正直なところです。どんな人が興味を持ってもらえるかわかりませんが、普通にずっと使ってもらえればと大げさですが祈る気持ちです。こんな齢になりましたが改めてものを作ることへの新鮮な気持ちが湧いてきました。
posted by 代表 at 17:04| 時計の話

2019年01月19日

出来上がりました

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関係した方々には無理をいって普通ならば断わられてしまう数の時計ですが、バンドも届き実際に身に着けることが出来るようになりました。この時計を作ろうと思ったきっかけはセンター試験に着けていく時計が無いという声があったからでした。残念ながら今回は間に合いませんでしたが、初めての時計として使ってもらえれば嬉しい限りです。見やすくシンプルな時計で十分と考えるようになった同世代の人にもと思っています。
posted by 代表 at 17:23| 時計の話

2018年12月21日

半世紀

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半世紀前にクオーツ腕時計は諏訪の技術者により世界で初めて商品化に成功しました。いまや空気のように当たり前になってしまったのですが、その意義は計り知れないものがあります。長いこと腕時計にも関わってきましたのであらためて腕時計を考えてみました。初めて自分の名前をアレンジしてダイヤルに入れ、身銭を切ってわずかですが作りました。シンプルさこそクオーツの良さと考え、なんの飾り気もないカタチですが気に入ってくれる人が少しでもいればと思います。
posted by 代表 at 16:18| 時計の話

2018年11月24日

諏訪を描く展

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諏訪湖畔の「ガラスの里」で「諏訪を描く展」という公募展がありまして初めてエントリーしました。「時計職人」という題名の小さな人物画です。どうしても風景画での参加が多くなるのですが、仕事として関わってきたこともあり、諏訪の職人にスポットを当てたくて描くことにしました。何十人と並んで時計を組んでいた光景は今は昔ですが、忘れてほしくない諏訪地方の姿です。今回はお世話になっている方をモデルに描きました。
posted by 代表 at 14:55| 時計の話

2018年10月14日

気分

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育った環境がその人の嗜好に一番影響するのだろうとは思いますが、自分でもどうしてか分からないことはよくありますから他人についてはなおさらです。仕事上デザインに関しても「何か違う気分」と感覚寄りで答えらてしまうと折り合いがつかなくなってしまうことがあります。いつもはシンプルな時計を着けていても派手なものを選びたい気分になることは確かにありますから「話が違う」とは言えないのが辛いところです。
posted by 代表 at 17:03| 時計の話

2018年09月24日

柱時計

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毎年開催される「諏訪湖まちじゅう芸術祭」のイベントで柱時計の展示即売がありまして、ポスターを頼まれ作成しました。台数も限られていたのでアッという間に完売してしまいました。どんな方がどんな理由で購入されたかわかりませんが、暮らしの中に取り込んでほしいものです。日本家屋では掛時計というより柱時計の呼び名がピッタリします。エアコンなどが無かった風の通り抜ける家ではどこにいても時を打つ音が聞こえたものです。踏み台を用意し、鍵を巻くことを任されるのは大事な仕事でした。
posted by 代表 at 16:10| 時計の話

2018年05月11日

使い心地

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ワイシャツ作りの職人が「着ていることを忘れるシャツ」が理想と言っていました。となれば付けていることを忘れる時計が理想ということになりますか。確かに大きく厚い時計は仕事上は邪魔ですし、何よりも「できる感」がしないと思うのですがどうでしょう?オーダーで袖を短めにしたりする御仁もいるかもしれませんが時計の目立ち過ぎは無粋な気がします。日本の時計会社はドレスウォッチメーカーと呼ばれるためにクオーツ腕時計は薄型を目指していました。
posted by 代表 at 17:26| 時計の話

2018年05月05日

時計のW?

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今は手軽に情報が手に入るので、知らなかったことでもそこそこに視覚化できてしまったりするのですが、ちょっとしたところでほころびが出てしまったりします。ローマ数字の時計をアレンジした画像が出てきたりしますが、4がWになっていることが良くあります。ロンドンのあのビッグベンもWなので間違いということでもないのですが、身の回りに使用される時計の4は棒を4本ならべて表記することが古くからの習わしになっていて、今も時計だけに使われている特徴的な数字です。バランスもその方が良いので、よほどの理由がない限りはいまでもそのまま棒4本にしますが、時計業界のみの暗黙の了解ということでしょうか。自分の仕事を振り返ってみて、そんなことも知らないただの門外漢といわれることをしているかもしれないと思うとドキッとします。
posted by 代表 at 18:05| 時計の話

2018年03月16日

生きる道

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受験に際し、シンプルなアナログ時計しか持ち込めないそうです。急にそういわれてもスマートフォンしか興味のなかった高校生はリューズの使い方から教えないといけないことになってしまいます。そのためには電池寿命が明らかに残っているものをいじらなくても良い状態でそっと持たせることになります。またまた古い話で恐縮ですが機械式時計の全盛期では時計屋さんの収入源は修理代でした。メンテナンスしながら持ち続けるという共同作業のようなところがありました。でもお客様が神様になるにつれそんな図式も壊れてきました。隔世の感がありますというしかないのが現実です。
posted by 代表 at 19:55| 時計の話

2018年02月17日

内を知る

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ちょっと頼まれて、組立ての実習用に腕時計を分解して分かりやすくパーツを並べてみました。改めて小さな部品を見ながら、電気仕掛けでもないのに規則正しく時間を刻むことの不思議さを実感しました。機械式時計の品質は部品を見ることでその差が歴然とわかります。その差が価格に反映されている部分もありますが、摩訶不思議な力が働いていることも確かです。それはともかく自分に合ったものを見つけてほしいと願っています。
posted by 代表 at 17:44| 時計の話

2018年01月28日

信州から

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メインのケース部品を自社で作り出し、県内製のムーブメントを調達、調整し、合わせて組立て検査も行う「信州製」といえる腕時計が、安曇野から生まれました。この「時計らしい時計」が信州での腕時計作りの歴史を受け継げるよう応援をよろしくお願いします。
posted by 代表 at 16:18| 時計の話

2017年11月20日

ちょと足し

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最近はソーラー電池で動いて、GPSの位置情報で世界中どこにいても時間合わせをしてくれる便利な黒っぽいダイヤルで数字や針がいっぱい付いた時計が各社からでています。年寄りには時間がかえって読み難いと思っているのですが、それなりのお値段がついています。今回の時計ももう少しで半世紀になってしまいますが、一本だけ時針がちょっと足されただけのものです。実際にビジネスレベルで使用してみると基本にしたい時間とあとは現地時間が分かる時針があれば充分ですし不便でもありません。技術レベルに差が無いと各社同じ顔つきになってしまうのでしょうが、何ともならないのでしょうかと会社人間でない身軽さからは思います。
posted by 代表 at 17:42| 時計の話

2017年11月10日

これも半世紀

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半世紀前の雑誌に宇宙時代に向けた世界最先端の技術をアピールする「音叉式腕時計」の広告が大々的に載っていました。翌年にはクオーツ式が発売されますので、世の中の無常さの典型的な例のひとつです。その中にあったこの写真のモデルの中古品を手に入れていたのですが、裏側に近くのゴルフコース創立記念の文字が刻まれていました。ゴルフも当時はステイタス感いっぱいだったはずですので、二重に時の流れを感じさせてくれます。デッドストックでない品物にはそうした話がついて回るのも興味深いところです。
posted by 代表 at 18:31| 時計の話

2017年10月26日

片隅

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決して自分から積極的に助けるわけではないので、どちらかといえば弱気の判官贔屓の性格が災いして、今は忘れ去られてしまいましたが、短期間売られていた電池駆動のテンプ式の腕時計に少し肩入れしています。「マーストロン」といういかにも名前が新時代をアピールしています。音叉式の「アキュトロン」水晶式の「アストロン」、当時はトロンが大流行りでした。仕事がら時代の流れを無視することはできないのですが、多数派というものには危うさが隠れている気がしてしまうのです。
posted by 代表 at 17:56| 時計の話

2017年08月11日

縮み志向では?

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安曇野の「復刻堂」さんに並べられた時計です。戦後から15年くらいの間に諏訪で作られたものです。腕時計は少しずつ大きくなってくるのですが、戦後すぐの男性用と比較すると現在は平面的に2〜3倍の大きさになっています。「縮み志向」といわれる日本人ですが、様々なところで反対の現象が見て取れます。お盆の帰省ラッシュですが車体のそれぞれが50センチ短いと渋滞もだいぶ短くなるのではと思ってしまいます。
posted by 代表 at 12:40| 時計の話

2017年08月03日

お出かけください

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安曇野の時計屋さんでイベントが開催されるので、そこに合わせて信州発の少し古い手巻腕時計を一月ほど展示します。戦後〜昭和30年代初期のスイスに追いつくというよりは、国産の時計作りをいかに一人前にしていくかという気概が感じられる時計です。目指す方向がはっきりとしていた幸福な時代であったかもしれません。この後の高度成長期、電子化の波で時計作りは大きな転換期を迎えてしまうことになります。
posted by 代表 at 13:29| 時計の話

2017年06月14日

裏蓋

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時の記念日ということで下諏訪「儀象堂」で腕時計の展示をしました。今回は裏蓋をテーマにしてみました。あまり裏蓋が取り上げられることもないのですが、工業製品でこんなに裏を簡単に見ることができるものも少ないと思います。何事もそうだと言えませんが、裏を見るとどこまで心配りされているのかがわかり、素性の確かさなど表からでは判別できないことが見えてくるのが面白いところです。
posted by 代表 at 12:46| 時計の話

2017年04月17日

栄枯盛衰

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終活というわけではないですが、身の回りを整理しなければと思い始めましたが、すぐに手が止まってしまい一向に進みません。名古屋には今では想像できないほどの掛時計メーカーがありましたが、そんな離合集散の中で昭和初期に2〜3年でなくなった敏工舎の掛時計を久々に眺めました。。中央にテンプが見えるタイプで振子ではないことで、正確さを売り込んだのですが上手くいかなかったのでしょうか?それとも組織に問題があったのでしょうか?そんなことも考えながら、またこの時計を手に入れたときの状況などを思い出しているときりがありません。
posted by 代表 at 16:52| 時計の話

2017年03月28日

カタチばかりの・・・

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3月末まで時の科学館「儀象堂」で戦前のモデルを中心に展示をしています。趣味というより仕事上の参考として集まったものです。腕時計が貴重な時代でしたが今よりずっと外装は華奢にできていました。。太平洋戦時下では保護ケースが売られていましたがとても南のジャングルでの使用に耐えられなかったと思います。スイス製、アメリカ製とは比べ物になりませんでした。それを見ただけでも無謀な戦いだったことを感じさせます。
posted by 代表 at 13:25| 時計の話