2018年10月01日

目線

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あの暑さが和らいだところで、近所の田んぼではもう稲刈りが半分ほど終わりました。刈り取ったあとの藁がそこそこにまとめられています。意図して並べられていないところにバランスの妙があるなどと言ってみたりしましたが、何言ってるんだと定年後稲づくりを始めた知人に怒られそうな気がしています。なにやら他人行儀な美意識を振りかざすのは余計なお世話に違いありません。
posted by 代表 at 18:45| 日常

2018年09月18日

図形

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仕事がら視覚化することは重要なことと認識してはいたのですが、日本の歴史をグラフ化したものを改めてみると縄文時代の圧倒的長さにびっくりします。昨今の縄文への関心の深さの根源はこんなところにもあるような気がします。それと同時にあまり縄文に触れなかったどこか統制されたような歴史観がまかり通っていたことにも怖さを感じます。そこでついでに自分の歩んできた年表を描いてみようとしましたが、違う意味でちょっと怖くなってあわてて止めました。
posted by 代表 at 13:43| 日常

2018年09月04日

寝る前

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いつも夜に寝る場所からテレビを無くしたので、ポケッとすることができなくなり、それではと昔読んだ文庫本を持ち出してきています。長編を読む体力が無くなっていることもありますが、寝る前に読むのでどこまで進んだかが分からなくなることが多いので短編集になります。最近は「小説より奇なり」を地で行くことを目や耳にするせいでしょうか、本を読むことをしなくなっています。しかし現実の出来事はどう理解して良いかわからないことだらけなので、読むジャンルは何らかの結末がある推理小説になってしまいます。
posted by 代表 at 16:13| 日常

2018年08月22日

八月

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敬愛する兄を戦地で亡くした母は戦争を酷く嫌悪していました。父はほとんどその時代の話をしませんでした。子供に話すようなことも無かったことは確かです。輸送船に乗っていて沈められ海を漂ったことぐらいでした。私も辛い記憶は話すことはできるだけ避けますから、もっと過酷であった時代のことを話さないのは当然のことと思っていました。それでもたった一度、汽車にのって入隊地に向かっていた時、周りの女性が降りる際に彼女らの襟巻を首に巻いてくれたとちょっと嬉しそうに話したことがありました。ほんの少し救われた気がしたものです。
posted by 代表 at 15:44| 日常

2018年08月13日

夏時間?

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ヨーロッパ辺りは夏と冬の日照時間の差が大きいので、サマータイムがあるのは理解できます。しかし思いの外日本は緯度が低いので、メリットは少ないと思います。なにより生活様式が多種多様な現在ではむしろ基準は動かさないことが良いでしょう。むしろその変更にかかる多額な費用は学校などへの暑さ対策に使うべきです。
posted by 代表 at 18:16| 日常

2018年08月05日

見た目?

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あまり日々の暮らしの中では縁が無いので、聞いても書けなかったのですが、改めて書いてみればこの漢字は一度書けば忘れることがなさそうです。こんなに貝が集まっているのは他にありません。「えこひいき」、「ひいきの引き倒し」などと使いますが正規の語源はともかく、うがってみれば「貝=金」がらみのイメージが広がってしまうのは仕方がなさそうです。なにやら最近世間を騒がせているいろんな事に結び付けてしまうのですが・・・。
posted by 代表 at 15:37| 日常

2018年07月30日

避難の記憶

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小さい頃、台風がくるので避難した記憶が2回あります。正確ではないのですが、当時の大きな台風ですから「伊勢湾台風」と「狩野川台風」のことだったのではないかと推測します。一度目は我が家だけ親戚の家まで、2回目は近所の人たちとトラックに乗せられて駅まで避難しました。当時はラジオの情報だけが頼りですから、早め早めに手を打っていたので、被害もまだ周囲に無かったこともあって、皆でトラックに乗っていくことが子供心には何かのイベントのようで、怖さのドキドキよりこれから何かが始まるんだという高揚感に包まれていました。そんなわけで、避難というと少し甘く考えてしまっていましたが現在では対策も被害も何倍になるかわからなくなっています。電気製品がほとんどなかった当時は畳だけを積み上げるだけでした。生活環境が豊かになってことで避難が難しくなってしまっています。
posted by 代表 at 19:24| 日常

2018年07月19日

酷暑

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諏訪の冬の寒さは夏の過ごし易さを思えばと耐えていたのですが、何でしょうかこの連日の暑さ。TVでは冷房を効かせて外出しないようにと呼び掛けています。その度に、いやいや我が家にはエアコンはありませんとツッコミを入れています。この近辺では、老夫婦が住んでいるエアコンの無い古い平屋の貸家アパートがよく見受けられます。命にかかわるとまで言うのですがそうした人たちはどう対処したらよいでしょうか?国会議員を何人も増やしている場合ではないでしょうと憤慨しています。
posted by 代表 at 13:43| 日常

2018年07月13日

振れ幅

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関東大震災の時に被災した精工舎の工場に残った溶けた懐中時計が固まった塊。しかし翌年には戦前における主力腕時計を発売しています。人間の活力とかを感じさせてくれたものですが、最近のように何十年の一度や、統計上最悪とか言われる災害が毎年のように起こってくると、「地球よ、どうした」という感じになります。振れ幅の激しさは予想を超えてきていますが、世の中も極端に寄る意見が通り始めていることも気がかりな点です。
posted by 代表 at 14:33| 日常

2018年07月04日

風景探し

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異例に早い梅雨明けの暑い中、町中散策イベントに紛れ込んできました。いつも車で通る国道沿いにある酒蔵を始めてまともに正面から見ました。これも向かい側が駐車場になった空地ができたこその景色。車で通るときは上を見上げることもないですし、そもそも脇見運転はご法度。古い言い方ですが文明の利器に頼らずにゆっくり歩くと見えるものが有ることを実感。身の周りが気になりだしたのは、どうしてこの地にいるのかと自問することが増えてきたせいでもあります。いまさら故郷が恋しくなったわけでもないのですが、その答えを探す散策でもあるように思います。
posted by 代表 at 15:27| 日常

2018年06月26日

4次元ポケット?

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確かに年と共に記憶力に自信が無くなってきましたが、それにしてもということが時にあります。最近の筆箱が見当たらないことは、どこかに置き忘れた可能性は否定できませんが、部屋から持ち出すことのない書物がどうしても見つからないのがちょっと不思議です。今までも後になってとんでもない所から出てきたりした事がほとんどですから、わずかな期待を持ちながら探すのをやめました。思い違いは少なからずあるとは思うのですが、そのまま行方不明のモノもありましたので、こんな時は4次元につながるポケットがあるとしか思えない気持ちになります。誰かにそんな経験の有無というより、「ありますよね!!」と言いたい気持ちになっています。
posted by 代表 at 19:11| 日常

2018年06月19日

街の奥行

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街なかのイベントで移動古本屋さんが来ていると聞きつけ、だんだん本も読まなくなっているのに、なにやら気持ちがざわつくので見に行ってきました。店舗型の本屋さんは少なくなりましたし、古道具屋さんも見かけなくなりました。それでも最近は私などよりずっと若い人がそうしたお店を立ち上げたりしています。少なくなったから逆に今様のやり方で新しい道が開けることもあるということです。クオーツ腕時計が出たときは機械式時計は終わったといわれたものですが、そんなことはありませんでした。先を読むことは難しいですが、界隈の人々を取り込むことは街に奥行きが出てきます。「また来ます!!」といえる場所が増えることが希望です。
posted by 代表 at 17:22| 日常

高さ5センチ

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また大きな地震がありました。どこにいても安全ということは無いということです。半世紀以上を生活していると自分だけは何故か大丈夫と思いがちですが、危険要素とはいつでも隣り合わせで生活していることは確かです。誰が決めたのかわからない理不尽としかいえないことが世の中には起こります。そんな気持ちを落ち着かせようと、手を動かしているとちいさな像のかたちが出来上がってきます。
posted by 代表 at 16:46| 日常

2018年06月07日

片付け

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定期的な要件が少ない個人事業は景気に左右されるのですが、普通とは反対で景気が悪い時の方が相談事が多いのです。上向きになるとそうしたことが減ってきます。ということ少々暇ができたので、大分やってなかった資料整理をすることにしました。あちらこちらにいろんなものが溜まっています。何も考えずニヤニヤしたりこみ上げる怒りに戸惑いながら出たとこで片付けていくので、立ったり座ったり行ったり来たりと効率の悪さは際立ちます。でもそこは一人の気楽さで、むしろ運動になると考えれば気楽なものです。勤めていた頃は「3S」(整理、整頓、清潔)作業は厭な時間でしたが、それも賃金が払われるのですから追い立てられるのも致し方ないのですが見た目だけで胡麻化していたような気がします。
posted by 代表 at 19:34| 日常

2018年05月28日

街歩き

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諏訪の駅前通りにある看板建築のひとつで諏訪周辺地域に関わる時計の展示会が催されています。私の担当分としてそこに昭和20年代から40年代にこの地で作られた腕時計を展示しました。国内で機械式腕時計が盛んに作られてていた黄金期といえる時代です。それより時代は下りますが私が諏訪に来た頃には駅周辺を会社帰りの人たちが電車の時間を気にしながらも馴染の店に向かいながら行きかっていました。地方創生といわれながら駅前はどこも寂しい感じです。テレビやニュースも腹の立つことだらけです。街歩きで面白いものを探すことをお勧めします。
posted by 代表 at 19:10| 日常

2018年05月22日

明治のトンネル

明治のトンネル.jpg明治のトンネル内部.jpg
ちょうど良いクラス数、生徒数だったのでしょうか、中学校の同窓会は続いています。そんな機会に翌日宇津ノ谷峠のハイキングコースに誘われました。そこそこの長さを生きてきたので、偶然にと思うことも良くあるのですが、テレビで同時代の「旧天城トンネル」の紹介を見たばかりに、峠でこの地の「明治のトンネル」を通る不思議を感じながら、レンガ造りの大変さに思いを馳せました。テクテクと峠を歩き、地元の「とろろ飯」を食してみると普段の中で感謝を感じるセンサーが鈍っているなと痛感しました。
posted by 代表 at 18:15| 日常

2018年05月05日

雨宿り

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八重桜も終わり梅雨までが諏訪の過ごしやすい時期です。雨になれば雨宿りということになりますが、今はアルミサッシの防水性もあって、通りから庇というか軒先が無くなってしまいました。車社会で建物の前は駐車スペースということもあるでしょうし、安いビニール傘の普及ということもあって、他人の家の前の雨宿りは消えてしまった風景のひとつです。軒先での雨宿りが歌や小説のネタになりにくくなったのと同時に街並みの陰影も無くなり、絵にもし難くなりました。
posted by 代表 at 18:32| 日常

2018年04月13日

消えない歌詞

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車での外出時にラジオから1960年代後半の流行った歌の特集がありました。驚いたことに全ての歌を覚えていて歌うこともできました。演歌調からポップス、フォークまで。いやいや自分でもびっくりしました。テレビの歌番組で今のように歌詞が映像で出ることはありませんでしたから、耳から必死に覚えていたのは確かです。今は歌を覚えるということに全く努力しなくなってしまいました。琴線に触れる歌詞を見つけられなくなったこともあるかもしれませんが、心持ちに余裕が無くなってきたことが大きな原因なのではと気づかされました。
posted by 代表 at 19:53| 日常

2018年03月27日

時代が違うだけ?

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大学生活に向けてドライバー不足の中、配送作業が混雑しています。時代が違うと言われるのは承知ですが、昔はがらんとした4畳半から始める新生活に心新たにしました。今は電化製品5点セットをはじめ一世帯が引っ越すみたいです。パソコン、スマホも無いと学校の情報に対処出来なくなっています。これはすべての人にとって便利な世の中なのかとちょっと重たい気持になります。
posted by 代表 at 18:40| 日常

2018年03月19日

街の今

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街歩きのイベントに参加してきましたが、商店街の空き家対策に何処の街も頭を悩ませています。古くからの商店街のイメージはむしろ都会の方が残っているのは皮肉な現象です。それでいて広がる貸駐車場には高価そうな車が並んでいるのはどこか異次元な歪んだ世界観が広がっています。
posted by 代表 at 13:42| 日常