
小さい頃、台風がくるので避難した記憶が2回あります。正確ではないのですが、当時の大きな台風ですから「伊勢湾台風」と「狩野川台風」のことだったのではないかと推測します。一度目は我が家だけ親戚の家まで、2回目は近所の人たちとトラックに乗せられて駅まで避難しました。当時はラジオの情報だけが頼りですから、早め早めに手を打っていたので、被害もまだ周囲に無かったこともあって、皆でトラックに乗っていくことが子供心には何かのイベントのようで、怖さのドキドキよりこれから何かが始まるんだという高揚感に包まれていました。そんなわけで、避難というと少し甘く考えてしまっていましたが現在では対策も被害も何倍になるかわからなくなっています。電気製品がほとんどなかった当時は畳だけを積み上げるだけでした。生活環境が豊かになってことで避難が難しくなってしまっています。